CR-Z 10リッターチャレンジ 7.5 もてぎ

もてぎEnjoy耐久レースCR-Z 10リッターチャレンジ 7.5 もてぎリポート
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CR-Z 10リッターチャレンジ 7.5 もてぎ

 Honda Sports & Eco Program CR-Z 10リッターチャレンジ7.5もてぎが、7月5日(土)ツインリンクもてぎを舞台に「もてぎEnjoy耐久レース」のサポートレースとして開催された。今回は鈴鹿の10リッターチャレンジの常連である#3磯田尚孝と#12鷹取剛司の2名がもてぎに初参戦。#3磯田は1997年から1999年スーパー耐久の4クラスチャンピオン。一方、#12鷹取は4月の鈴鹿大会で優勝を飾っており、もてぎの常連#10金子純、#11浅見正幸との激しい対決が予想される。また、Basicスクールより参加し、今回晴れ舞台にデビューとなる女性ジャーナリスト#13吉田由美にも注目。

【Ecoチャレンジ】天候:くもり / 路面:ドライ
 8時35分よりブリーフィングが行われ、その後9時30分より公式予選となるEcoチャレンジが開始された。今回の基準ラップタイムは2分50秒に設定、#16繁浩太郎、#18齋藤秀春の2名には3秒、#13吉田には5秒のハンディキャップが与えられた。今回この条件の中で最もガソリンの消費量が少なかったのは、#3磯田の0.581リッターで、タイムは2分48秒800。2番手には0.590リッターの#11浅見、3番手には#12鷹取、以下#10金子、#8中野武、#18齋藤が続いた。

【10リッターチャレンジ】天候:くもり / 路面:ドライ
 決勝レース前のブリーフィングで今回使用できるガソリン量は5.2リッターと発表される。1周あたりで使用できるガソリン量は0.65リッターで、まさに燃費と速さを争うレースとなる。
 14時30分、レッドシグナルの消灯とともに8周の決勝レースがスタート。
 好スタートを切った#3磯田は先頭で1コーナーを通過。2番手に#11浅見、3番手には#12鷹取が続く。ファーストアンダーブリッジ手前の5コーナーで#12鷹取が#11浅見の前に出る。つづく130Rでは2番手争いの#12鷹取、#11浅見、#10金子の3台が横一列にならんで進入。ここで#11浅見が#12鷹取の前に出るが、痛恨のオーバーレブで、この争いから脱落してしまう。オープニングラップのオーダーは#3磯田、#10金子、#12鷹取、#19鳥飼輝一、#8中野、#18齋藤の順。
 3周目に入ると#19鳥飼が#12鷹取をパスして3番手に浮上。しかし、#19鳥飼は序盤でガソリンを使いすぎ、中盤以降は苦しい戦いが予想される。4番手にポジションを落とした#12鷹取は、前を行く#19鳥飼にアタックを続け、5周目に再び3番手にポジションを上げ、6周目には最終コーナーで#10金子を捕らえ2番手に浮上する。
 トップを快走する#3磯田はレース後半になってもペースは衰えず、一度もトップの座を明け渡すこと無く見事ポール・トゥ・ウインで初優勝を飾る。
 レース終盤、2番手争いは#12鷹取と#10金子の一騎打ちとなる。2番手の#12鷹取は一旦#10金子に先行を許すが、直ぐに抜き返し2番手でチェッカーを受けた。3番手には#10金子、4番手には#8中野、5番手には9番グリッドからスタートした#9川上俊幸が入った。終わってみれば全ての車が最終ラップにガス欠状態となり、全車がハザードランプを点滅してチェッカーを受ける厳しいレースであった。


優勝した#3磯田選手のコメント
「苦節2年半でやっと優勝することができました。レースでは皆さんがセーブしすぎてガソリンが余ったという話をよく聞くので、今回はエンジンを回す方向で行こうかなと思ったのですが、後方で競り合いをしていたので、そのバトルを見ながら自分のペースで走る作戦に切り替えました。最終コーナーではまだガソリンがあったので最後のストレートは全開で走り、チェッカー直前でガス欠になりました」

ドライビングレースダイレクター岡田秀樹氏のコメント
「最後まで盛り上がったレースでした。とくに上位4台の駆け引きは素晴らしかったです。そこに至らなかった選手は、また練習を沢山していただき、ステップアップしていただきたいです。レース中のバトルも相手を思いやるクリーンな展開で良かったと思います」

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